審査体験会 実施 ブルグミュラーコンクール神戸地区2025
- takako511
- 10月13日
- 読了時間: 3分
2025年10月4日、ブルグミュラーコンクール神戸大会 神戸地区において、審査体験会を実施しました。

審査体験会は、コンクール審査の経験が少ない先生方や、これから審査を始めてみたい先生方に向けて、実際の演奏を聴きながら採点を行っていただくイベントです。
このイベント内容について、当日の様子をご紹介いたします。
※審査体験にご参加の先生方の採点は審査に反映されません。
●ご参加人数:3名
●審査体験会内容
・ブルグミュラーコンクール神戸大会 神戸地区 3部門の審査体験
・審査員の先生方3名とディスカッション
●審査体験部門
幼児、小学1.2年A、小学1.2年B、小学3.4年Aの4部門
●審査体験ディスカッション
お昼休憩の時間には、審査員の先生方3名と審査体験にご参加の先生方3名にお集まりいただき、審査員の先生方へ質問や意見交換を行う場を設けました。

●審査体験の先生方から審査員の先生方への質問(抜粋)
Q:演奏番号1番の方の点数をつけるのが難しいと思いました。その後に演奏される方のレベルによって、どんどん点数が高くなってしまったり、そうでないケースもあると思います。演奏番号1番の採点はどうされていますか。
A:一例ですが、例えば数人の演奏を聴くまでは点数はメモをしておいて、その後正式に点数をつけるなど、演奏番号1番の方が公平に審査できるよう、審査員はそれぞれ工夫していると思います。先生に合った方法をぜひ見つけてください。
Q:同じ級や部でも難易度の異なる曲を演奏されますが、どのように点数をつけたらよいでしょうか。
A:難易度の差ではなく、曲の完成度をみて採点しています。練習をがんばったことがわかる方は、やはり心には残りますが、点数は完成度をもとにつけています。
その他、審査体験に参加された先生から多くのご質問があり、審査の先生方は豊富なご経験から回答をしてくださいました。
●審査員より
限られた時間のなかで、採点票にコメントを記載するのが難しいと感じておられる先生もいらっしゃると思います。事前に課題曲の楽譜をコピーして自分なりに大切だと感じるポイントを書き込んでおいたり、コメントの言葉選びが難しい場合は、誉め言葉、アドバイスの言葉を事前に一覧表にしてインプットするなど、コンクール当日までにできることは色々あります。前日までにどんな準備ができるかも、ぜひこれから考えてみてください。
●体験会に参加くださった先生方のアンケート



今回の審査体験を通して、先生方それぞれが、日頃のレッスンでは見えにくい「審査の視点」に触れ、新たな気づきや学びを得てくださいました。
一人の指導者として、そして演奏を支える立場として、音楽をより深く感じ取り、生徒に還元していくこと――その積み重ねこそが、子どもたちの豊かな成長へとつながっていくのだと改めて感じました。
今後も、先生方の学び合いの場として、このような貴重な機会を大切に続けていけたらと思います。ご参加くださった皆さま、誠にありがとうございました。
ブルグミュラーコンクール 神戸大会 神戸地区 実施事務局 本田真貴子
