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全国大会を振り返って ピティナ・ピアノコンペティション 2023

今夏も日本中のピアノ学習者にとって熱い夏となりました!


本田門下生も、全員で夏のコンペティションに向けて頑張りました。結果は全国大会に進出された4名全員が入賞という快挙の成績となりました!


課題曲が発表されて急いで教本を集め、生徒の皆さんと選曲をし、毎週少しでも上達出来るように全身全霊でレッスンをさせていただきました。


初めてのピティナ・ピアノコンペティションへの参加で本選優秀賞をいただけた生徒さん、本選で0.02点差に悔し涙を流した生徒さん、コンペティションに挑戦された生徒さんがそれぞれ色々なことがありました。困難なことにも立ち向かい、たくさん練習をされ、皆さんは春から夏にかけて驚くほどの凄いスピードでご成長され続けました。全員が目標に向かって頑張られたことは、何にも変え難いご経験だったと思います。


成長されたお姿を拝見していると、このコンペティションに参加されたことが、生徒さんたちにとって意味のある挑戦であり大切な時間だったのだと、今は喜ばしく、指導者として誇らしい気持ちです。

A1級 銅賞

川上直さんは、初めての全国大会とは思えないほど余裕があり、キラキラとした素晴らしい音色で堂々と演奏されました。元々実力がおありで、昨年次点で全国出場を逃したこともあり、今年は全力で頑張られ表現力豊かな素晴らしい演奏をされました!今年度次点で全国大会進出を逃した御兄弟も、今後のご活躍が楽しみです。


B級 入賞

普段は元気いっぱいの無邪気なお子さまですが、一旦ピアノの前に座られると一転、凄い集中力でご自分がこう弾きたい、こう伝えたいという想いのこもった素晴らしい演奏をされます!本選申し込み直前で課題曲を変更したため、本番直前まで4曲を通して間違えずに弾くことが出来ず、全国大会の前夜はご本人が夢でうなされるほどのプレッシャーを感じておられたようです。そんな重圧をはねのけ、全国大会では魅力溢れる素晴らしい演奏をされました!


C級 ベスト賞

松本舞さんは、昨年の全国大会での悔しさを胸に、中学受験との両立をこなされながらの全国大会出場という、普通では考えられないスケジュールの中で頑張られました!才能があるばかりでなく、頑張る力をもっておられ全国大会本番でも隅々まで丁寧な表現と美しい音色で会場中を魅了されていました!しばらくは受験に専念されるそうですが、また最高位を狙って頑張って欲しいです。


E級 ベスト賞

岡本志乃さんは3歳からご指導しておりますが、B級、C級、D級、E級と連続で全国大会に出場された素晴らしいピアニストです。この方も才能だけでなく人の何倍も努力が出来、根性もお持ちで、何よりも本番で力を出し切ることが出来るミラクルな力があります。舞台に立たれた途端、会場の空気が変わり、皆様が演奏を食い入って聴かれています。今年度も何度も挫けそうになりながら何度も立ち上がり、最後まで頑張り抜かれました!まさしく"生きる力"を育まれ誰にも真似の出来ないご自分の音楽を完成されました。


全国大会へ出場された4人の生徒さんだけでなく、ピティナ・ピアノコンペティションに挑戦された門下生の全員が、それぞれドラマのある夏を過ごされました。練習を重ねても上手く弾けないもどかしさ、頑張るが故の体調不良、ピアノと勉強との両立への悩み、立ちはだかった壁は生徒さんごとに違えど、全員が目の前の壁を乗り越えようと悪戦苦闘しながら日々を過ごし、コンペティションが締めくくりを迎えた今、それぞれに大切な何かを見つけられたのではないかと思います。


生徒のみなさん

本当によくがんばりました。レッスンでは厳しいことをお伝えすることもありましたが、みんな真っすぐな目で真剣にお話を聞いて、言われたことが出来るようになろうと頑張られた姿はピカピカ輝いて見えました。みなさんは先生の誇りです。


保護者のみなさま

連日のレッスン、そして練習、本番のお付き添い、本当にお疲れさまでした。お子様が本番で自信をもって演奏できたのは、サポートしてこられた保護者のみなさまの努力と愛溢れる時間の賜物です。レッスンやお教室の方針に、いつも理解いただき寄り添ってくださり、ありがとうございます。


お世話になりましたみなさま

末筆ではございますがお力添えくださいましたみなさまに心より御礼申し上げます。


長い長い夏が終わります。そして、またすぐに次が始まります。歩みをとめず、迷いがあれば生徒さんや保護者のみなさま、支えてくださっている方々としっかりお話をさせていただき、これだけは譲れないという信念は大切に、これからも指導者として精進してまいります。


第47回 ピティナ・ピアノコンペティションに参加された方々、携わられたみなさまに心から感謝の気持ちを込めて 本田真貴子

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